黄色い侵略

昔、八神純子のアルバム、「思い出は美しすぎて」の中に
「せいたかあわだち草」という歌があって、
歌詞は(一番)、
「せいたかあわだち草のまぶしい輝きは
あなたのまなざしそのものです
眠りにつく前にひとつ祈ってください
明日もまた二人が逢えるように」
というものでした。

今考えると意味がよく分からないですけど、
発売が1978年だから、なんと38年前(>_<)
当時、どんな花なんだろうと思っていて、
調べるうち、これか!と発見した時は、
確かに背は高かったけれど、
私はすでに夢見る頃を過ぎていたため、
「まぶしい輝きは、ないな」と思ったものです。

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38年前に可憐な歌詞となったこの植物は今、侵略を拡大し、
秋の野原を蔓延しています。
日本海東北自動車道の村上瀬波インターを入ると
両側の法面は一面真っ黄色。
そして、この黄色は果てしなく続いています。
北米原産で、明治末期に園芸目的で日本に持ち込まれ、
切り花用の観賞植物とされたということですが
アレロパシーというものを持っていて、
根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すとのこと。
1本で5万個もの種をつけ、しかも1㎡に約100本の密度で生え、
1㎡では500万個の種をつけるという猛威です。

黄色の他に赤や紫が咲き乱れていた秋の風景が懐かしい(T_T)。
(少しは残っていますが、時間の問題かも)
誰か秋の風景を取り戻してくれー。
駆除は誰の仕事? 県?市ですかねぇ。
By ゲン