人材不足。

以前から従業員の確保が急務になっており、探してはいるものの中々。。。
私の職種の業界だけだはなく、他の業界でも同じことが起こっています。
2016年のとある人手不足によるアンケート調査において、宿泊・飲食業79.8%が人手が足りないとの回答。
ついで、介護・看護、運輸業が70%超え、私の業種である建設業でも63.3%の高い数字となっております。
低い方の数字である製造業でも49.7%と、回答した企業の半数が不足であるとの認識です。

何というか何年も前に危惧していた事態がいよいよという感じなので驚きはないんですが、危機感はかなり強いです。
高校卒業して即就職というパターンは一クラスに3割あれば良い方で、大学や専門学校の学校数及び多種な学科拡大により学生の進学が大半を占めているのではないでしょうか。地元に残らないパターンして多いのが県外大学進学から県外就職でしょうか。戻ってくる方も当然いらっしゃるのですが、大体は関東圏の大学に行ってそのまま就職してしまい地方に人材が残らない。短期大学や専門学校も大学より短い期間で同じようなことが出来る人間が増えるわけですから、当然地元の会社の求人数だけでは足りず県外に目が向く。結果、人材の流失を招いてしまいます。これは人口減少によるスパイラルによって実現が難しくなっているものもありますが、企業側の努力であったり、経営拡大の力がないのも要因の一つと考えられます。
無論、頑張っておられる企業さんがいらっしゃるので自分の力不足を実感しているわけでもありますが(^^;)

地元高校普通科の高校生を迎え入れる企業さんは、一から現場で経験を積ませ勉強してもらい資格を取ってもらって一人前の職人へ…とやっておられますが、10人取った場合、残って5人。資格が取れるのがその中で2~3人、最終的に1~2人残るか残らないかだそうです。昔とは違い、あらゆる情報によって視野が広がり、選ぶ自由がかえって多くなりすぎたのかもしれません。昔は仕事を辞めるなんてことはとんでもないことのような認識だったと思うのですがね。私の就職時期はバブルから数年経ち、当時過去最悪の求人状況でしたからとにかく必死で会社を訪問しまくってましたね、今でも同じ光景は毎年のように続いていますが。
当時の内定率は相当低かったのですが、やはり職種的に特殊なこともあり学科25人全員が内定するという状況でした、思えばその頃から基本的に人材不足な業種だったのでしょうね。。。

今後については、自社が所属している地元組合で地元高校との事業を計画してPRしていこうと計画しています、ですがそれだけではなく県内全域でアクションを起こして育成が出来る環境を整備しなければいけません。行政にも働きかけ村上市一体となって若手が残れる環境、戻って仕事できるという環境の構築が必要です。
タイムリミットはすぐそこまでやってきています。

by NS-G!