いいふうふのひ
先日、久しぶりにCDを買いました。
伊勢正三LIVE ~風が聴こえる~ です。
1975~1979 大久保一久とのデュオ「風」
短い間ですが、素晴らしい楽曲を多く生み出しています。
「海岸通り」「君と歩いた青春」「あの唄はもう唄わないのですか」などなど
僕たち夫婦は中学生からの同級生ですが、ちょうどリアルタイムで 二人とも風の大ファンでした。
そして僕らの青春の1ページなのです(笑)
そこで、ちょうどCDを買った日は「いい夫婦の日」11月22日
二人で新潟へ用事を足し終えての帰り道
さっそく僕はいさって買ったばかりのCDをかけて何気に音楽のプレゼントをしました
♪たとえこの世界でいちばん綺麗な人が僕を好きだと言っても~
♪たとえこの宇宙でいちばん綺麗な星を僕にくれると言っても~
♪僕は何もいらない~
♪お前だけが お前だけが お前だけがいてくれたらそれでいい~
♪お前のやさしい笑顔がそこにあればそれでいいのさ~
バイパスを走る車に風の名曲「お前だけが」が流れます…
そして窓の外の暗闇には火力発電所の煙突の光が遠くで点滅しています
流れる夜景と無言の車内・・・
「これはぜったい感動してっせ、ヘダすっと泣がんでにゃん・・・」
僕は運転しながらいつもの妄想がスタート
聖籠インター降りた頃、カミさんが目に手を持っていきました。
「やっぱ、んだっせね~、これだけのシュチエーションだんが、泣がねばね~ごど・・・」
僕は確信しました・・・
そして聖籠を過ぎた辺りで、僕が一言
「やっぱりさ~風っていいよね~」と・・・
返事が無い・・・
「さっす、声出ねほど泣いったすか・・・」そう思いちらっと横を見ると
・・・泣がねで寝ったすか…
どうも・・・眠たくて目をこすっていたようです・・・
「なんだん!聴いでにゃん!」と声を荒げると
起きて「風の曲って眠くなるのよね~」と・・・
そうです、その瞬間、僕の心の中に
冷たい「風」が吹きぬけていったのでした・・・
おわり
by質実剛健