鷲ヶ巣山を仰ぎつつ…

春ですね~
肩に力が入って背中を丸めて過ごした暗くて寒い冬が終わって、
ポカポカした穏やかな毎日です。
「さんみねぇ~」からやっと解放されました。

そして春は出合いと別れの季節です。
新しい世界に飛び込む若い人達、そして門出を見送る親御さん・・・
悲喜交々な季節でもあります。

さて、MAHALOサンがこの度、ブログで鷲ヶ巣山の素晴らしい画像を上げていらっしゃいました。
その鷲ヶ巣山、僕にとってはふるさとの景色そのものであります。
(一度も旅に出た事はありませんが・・・)

中学生の時、美術の先生から一度だけ褒められたのが鷲ヶ巣山を書いた絵でした。
その頃、先生から褒められるという事がほぼ無かったので、凄く嬉しかった記憶があります。
そして単純な僕は、それを機にそれまで仲間内でボイ○の山と呼んでいた鷲ヶ巣山を、
君たち!あれはボ○ンの山ではないよ!きちんと鷲ヶ巣山と呼ぶんだよ!と諭す生活が始まったのです(笑)

さらに当時、好きな人が鷲ヶ巣山の方向に住んでいて、
坊主頭のピュアなチェリーボーイは部活を終えての帰り道、
その方向を眺めては切ないため息をついていたものでした。
そんな、泥だらけのこ汚い野球部員を鷲ヶ巣山は優しく見守っていてくれていました。
(その10年後にその好きな人が嫁に来るとは思っても無かったですが・・・汗)

今、ほんの少しだけ残っている純粋さは、おそらく当時養われたのだと思います。

歳を重ね、鷲が巣山を仰ぎつつ・・・
最近はいろいろなことを想い出し、タソガレる親父であります。

by質実剛健