初期対応

昨今、マスコミを賑わしている日大アメフト問題。

ニュースを見る度に、映し出される背面タックル。

おっかねは・・・

かなり危険だという事は、素人目からも解りますよね。

で、

問題は、その後の日大首脳陣の対応です。

少しそれますが・・・

昔々、20年位前に、雪印の集団食中毒事件がありました。

まがりなりにも、同じ「食品」を扱う仕事に就いているので、

大企業はこんな時に、どう対応して、どう収めるのか?

不謹慎ながら、ある意味、興味を持って毎日ニュースを見ていました。

しかし、その対応はかなり酷いものでした。

プレス対応もかなり遅れ、その上、当時の社長会見も10分くらいで締め切り、

逃げるように会見場所から去る社長に対して記者が追っかけで質問をすると、

「私だって、寝てないんだよっ!!」と逆切れ・・・

一瞬、耳を疑うような一言、

おっ!やっちまったな~

ボクでもヤバイと感じました。

案の定、その辺りから、あの雪印ブランドが音を立てて崩れていきました。

それに関わる、多くの人達を巻き込みながら・・・

今回の件とは、やや内容も違いますが、

まぁ、どちらの件も起きてしまったことは、現実として仕方ないですよね。

だから尚更、問題は、その後の対応です。

で、

日大の監督サンは、2週間も経ってから会見をしました。

SNSがどうとか、監督と理事は責任がどうてらとか、

都合の悪い質問には、全て「私の責任」で押し通す始末…

母体の日大は選手との乖離がどうとか…

どうやら、日大や監督サンは、「知識の蓄積」はあっても、

初期対応のタイミングを逃したり、本当に守るべき事は何なのかとか、

「物事の判断」が上手く出来てないように感じました。

まったくもって、インテリジェンスの欠落ですね。

※インテリジェンスの欠落・・・
この言葉、ボクの尊敬する方からの受け売りですが、、、

何か問題が起きたら、まずは迅速で「真摯」な初期対応。

そして、その起きた問題によって想定されるリスクの分析と処置。

学校の先生だったら、間違いなく、

「はい、これテストに出ますよ~」ぐらい重要なところだと思うのですが。

同じミスを二度と起こさぬことは当たり前ですが、

物事の大小に拘わらず、常に頭に入れておかなきゃ・・・・・・・と、

改めて感じる今日この頃であります。

くわばら…

くわばら…

by質実剛健