幸いな日本よ、汝は清掃せよ。

   

 戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ。

 

ナポレオンが歴史に登場する前、オーストリアのハプスブルグ家は
政略結婚によってヨーロッパに君臨しました。
ちなみに、フランス王妃マリー・アントワネットもハプスブルグ家の子女。

この言葉「戦争をしない=幸いな」という図式に、とても共感できます。

 

 

ロシアWC ベルギーに敗退した日本代表が去った後のロッカールームが綺麗に片付けられて、
ロシア語で「ありがとう」のメモとブルーの折り鶴が残されていたことを
ロシアの運営スタッフがツイッターに載せて、
敗戦の後にもかかわらず、いつもどおりにスタジアムのごみ拾いをしたサポーターの姿と合わせて
世界中から日本人が称賛されました。

 

 

称賛は、日本以外の国々では、そんなことは「ありえない」の裏返し。

日本と関わる度合いの大きい国(中・露・米・韓・・・)の権力者たちは、称賛ではなくて
背筋に冷たさを覚えたことでしょう。

国内での自分の立場がいつ脅かされるか不安だから、他国に虚勢を張って強い指導者を演じる、
貿易に神経を尖らすのは、利でしか国民を動かせないから。

敗退という悲嘆憤慨すべき状況で、より正しい行動を自然に、無報酬で一致して行う国民性。

そんな「ありえない」国を相手に戦争を仕掛けるのは無謀すぎると、
虚ろな彼らは思い知らされたはず。

 

清々しい立ち振る舞い、それこそが国防の最強兵器になりうるのです。

by 転がる石