リアル

先日、仕事で岩船の町を車で走っていたところ、

ふと、バス停に立っている少年がいました。

学生さんがバスを待っているんだなと、そのまま素通りしようとした瞬間、

その少年が私に向かって親指を立ててきました。

ん?なんだ? これって。ヒッチハイク?

でも、荒手の何かなのかもしれない?

 

恐る恐る止まると、もう一人女性が。。

「村上駅まで連れて行ってくれますか?」とその女性。

(良かった、ヒッチハイクだった。)

「ええ、汚い軽トラックでよろしければ、どうぞ。」

二人はうれしそうに乗ってきて、三人で村上駅に向かうことになりました。

女性は少年の母親で、その方に話をうかがうと、

新潟市の友人のところに親子で遊びに来ていたらしく、

その友人から、「新潟に来たら、粟島に行くべきよ、絶対。」と言われ、前日から粟島に入り、今帰り中とのことでした。

なお、

アメリカ人のご主人は、仕事の関係で今回、日本には来日せず、

二人で新潟旅行を満喫しているみたいでした。

(奥様は横浜出身の方でした。)

せっかく、岩船にいらしたので、魚をお土産にあげ、村上駅で別れました。

後日、

彼から、手紙をいただきました。

とても、丁寧な字であの時の衝撃(彼は止まってくれるはずはないと思っていたようでした。)をうれしそうに書いてくれていました。

そして、粟島・岩船が好きになったとも。。

うれしい限りです。

 

私も、このようなご縁を大切に生きていきたいと思いました。

 

今の時代、

インターネットで簡単に「つながる」世の中ですが、

ご本人の直筆による、非常に温もりある「手紙」・・・

これって、また良いもんですね~。

 

読んでて、目頭が熱くなりました。。

 

by Mahalo