慶祝

さすがに4ヶ月連続1日ゲットとはいきませんでした。

来々月、5月1日は改元・新天皇即位の慶事にあたり、岩船でも祝賀の大提灯行列が行われます。


この企画に携わっているため、最近は天皇制のことや、ひいては日本という国のことをよく考えています。

アメリカ大統領が、訪米された国賓歓迎の席に最高儀礼のホワイトタイで臨むのは
ローマ法王、イギリス国王(女王)、天皇陛下だけ。

エリザベス女王即位60年式典で各国の元首を出迎えた時に、女王陛下の方から一歩踏み出して握手したのは天皇陛下にだけ。

天皇陛下のインド訪問の際には首相が空港で出迎えたが、これはプーチンや習近平の訪印でもなかったこと。

現在、世界各国の元首の英語表記で“EMPEROR”が冠されるのは日本の天皇陛下だけです。
最高儀礼をもって接遇されるのは世界で最も長い歴史を持つ王位だからですが、天皇皇后両陛下に備わった「品位」「品格」あってこそだと思います。
(この陛下に謝罪を要求など、国際感覚のかけらもない野蛮)

統合の象徴としてかくも徳の備わった君を戴くのは、国民としてこの上の無い幸福です。

天皇制という国の骨格は、世界に例を見ない優れた統治システムです。終戦後、全権を掌握したマッカーサーも天皇を廃位すれば日本は統治できなくなると判断しました。

2000年を超えるこのシステムが作られた背景には、紛争から一番離れた極東かつ島国という地政学的条件と、四季の変化の彩りに溢れた自然環境があります。

後者について、韓国の女性政治学者の考察を目にしたことがあります。
日本は四季折々に風情があり、その景色はぼんやりしていることが多い。だから日本人は原色を好まない。茜色、桜色、青鈍色、浅黄色などぼんやりした中間色を好む。同じように性格も穏やかで思慮深い・・・なのだそうです。

恵み溢れる瑞穂の国に生まれ暮らすことを感謝して、提灯行列に臨みたいと思います。

万歳

by 転がる石