子猫の行く末

去年の10月16日に、集金に行った老夫婦のお宅に、
知人が置いていってしまったという子猫がいました。
夫婦は、
「家には一匹猫がいるし、捨ててこようと思うが、
可哀想だし、もらってくんねが」
と言われました。
(捨てる?!ええーっ)
しかし、私も猫を飼っているので、
うーん、、と帰るに帰れず困っていたのですが、
見ると、すでに赤い紐を首に巻いてあげていて、
この子猫はきっと大丈夫ではないかなと思いながら会社に戻りました。

あれから4カ月。
今日、また集金の機会があり、内心(やった!)と思い、
即行でビューンと車を走らせ、
いそいそと「ごめんください」と言うと
おばあさんが出てきました。
「子猫はどうしましたか?」
と聞くと、私を思い出してくれて、
「いるっせ!連れてこよが?」とのこと。
「はい!」
そして現れたあの子猫は、こんなに大きくなっていたのです。
すっかり夫婦になついて、とてもいいコになっていました。

おじいさんの手が素晴らしすぎて感動します。
昔、大工さんをやっていた職人の手です。
先住の猫とも仲良しで、亀みたいに背中に乗っているそうです。
本当によかった。
今日はいい日になりました。
また集金があればいいなぁ。

by マイケル