思い出がいっぱい
子供のころ、自分も含め周りのお父さんたちというのはみんな作業服を着ていた。
スーツを着ている人なんて冠婚葬祭以外ほとんど見たことがなく、サラリーマンなんていうものはテレビの中の世界にしかいないものと思っていた。
でも、たまにその「スーツを着たおじさんたち」を見かけるのが福田組だった。
もう40年近く前のこと。
お隣だったので本当によく使っていただいた。
当時は今とは比べ物にならないほど景気も良く、みんな豪快だった。うちも忙しく賑やかな時代だった。今でも当時の所長さんなどが遊びに来ては母と懐かしい昔話をしていく。
建て替えを聞いたときはなんとも寂しい気分で、
特に母は「写真とっておいでくれ。」と言ってきた。記念に(?)日々写真を撮った。
建て壊しが始まればあっという間で、あれよあれよという間に更地になり、基礎ができた。
予定通り行けば年内には新社屋が完成するという。お隣さんとの新しい歴史が始まる。
byモノポール