おかげさま

時々、心が疲れてくると、いさって、本や詩を読んだりします。

で、最近読んで心に響いたのが上所重助さんの詩です。

読むと、いつも響きますね~

利己心だけで、利他心忘れていないか?と自問しながら、、

 

「夏が来ると、冬がいいと言う 冬が来ると、夏がいいと言う

太ると、痩せたいと言い 痩せると、太りたいと言う

忙しいと、暇になりたいと言い 暇になると、忙しい方がいいと言う

自分に都合のいい人は、善い人だと言い 自分に都合が悪くなると、悪い人だと言う

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる

金を持てば 古びた女房が邪魔になる

所帯を持てば 親さえも邪魔になる

 

衣食住は昔に比べりゃ天国だが

上を見て不平不満の明け暮れ

隣を見て愚痴ばかり

 

どうして自分を見つめないのか

静かに考えてみるがよい

一体自分とは何なのか

 

親のおかげ

先生のおかげ

世間様のおかげの固まりが自分ではないか

つまらぬ自我妄執を捨てて

得手勝手を慎んだら

世の中はきっと明るくなるだろう

 

俺が、俺がを捨てて

おかげさまで、おかげさまでと暮らしたい」

 

「おかげさま」 上所重助

 

 

by質実剛健