全米最大のイベント

今シーズンのNFL(アメリカンフットボール)は、いよいよ1月28日のプロボウルと、
全米最大のイベント2月4日のスーパーボウルを残すのみとなりました。

スーパーボウルの開催日はアメリカで、年間で最も結婚式の少ない日だそうです。

NFLのレギュラーシーズンは17週で、各チーム16試合で順位を争います。
32チーム中プレーオフに出場するのは12チーム。
ちなみにMLB(野球/大リーグ)はシーズン162試合。NFLの10倍です。

アメフトは肉体的にハードなスポーツなので、試合数が限られるのでしょうが
あれだけの選手・スタッフを抱えながら、年間たったこれだけの試合数で運営できる
…つまり経営として成り立っているのは、ほとんどの試合が超満員なのでしょう。

詳しくは知りませんがチケット代もさぞ高いのでしょう。
さすがは世界のGDPの4分の1を占める超大国です。
アメリカ以外の国では成立しないプロスポーツだと思うのであります。

今年のプレーオフには強豪が順当に出場しましたが、
現役トップ3QB(クオーターバック)ペイトン・マニングのブロンコス、
トム・ブレイデイーのペイトリオッツ、アーロン・ロジャースのパッカーズ、いずれも敗退し
ボルチモアレイブンスvsサンフランシスコ49ersの対決となりました。

レイブンスのHC(ヘッドコーチ)ジョン・ハーボーと49ersのHCジム・ハーボーはなんと兄弟。
もちろん史上初の出来事です。

レイブンスのQBジョー・フラッコは上手いんだが下手なんだかつかみどころがないけど、
ルーキーイヤーから5年連続プレーオフに出場だから、相当な強運の持ち主。

一方49ersのQBコリン・ケイパーニックは2年目の選手で、
シーズン途中エースQBが故障したために代役出場し、一気にスーパーボウルへ。
自らのランも得意で、見た目もヤンキーで、いかにもイケイケ。
No.7

レイブンスはチーム設立17年目で、強力ディフェンスが売りのチーム。
そのディフェンスの中心選手のレイ・ルイスは、チーム設立時からのメンバーでレイブンス一筋17年。
今期限りでの引退を表明していて、まるで今年のスーパーボウルは彼のための晴れ舞台です。
No.52に注目!

そんなさ中、レコーダーに録りためていた映画の中から、
「しあわせの隠れ場所」なるタイトルの映画を何げに見ました。

ホームレスの黒人高校生を、たまたま通りかかった裕福なおばさんが
見るに見かねて家に連れて行き、やがて養子にして、教育を受けさせ、
クラブ活動のアメフトも応援し、才能が開花してNFLからドラフト指名を受けるという
感動的なシンデレラボーイストーリーでしたが、これ、実話を元にしていて
その選手はレイブンスの現役オフェンスラインのマイケル・オアーです。
No.74にも注目してください!

さて、スーパーボウルに先駆けて行われるプロボウル(オールスター戦)は、
近年おちゃらけが続いていて(真剣勝負じゃないんでケガしたくないんでしょう)
NFLとしては廃止を検討しているそうですが、
それについてブロンコスのペイトン・マニングが言及し、プロボウルを存続させるために
参加者たちへ全力でプレイするように懇願したそうであります。

さすがは、生けるレジェンドであります。

そんなこんなで、興味を持たれた方はぜひご覧ください。

by ガンダルフ