ごっつぉの変化に見る岩船大祭

お祭りが終わりホッとしたような寂しいような今日この頃。
今年のお祭りも多くのお宅に寄らせていただき、大変ごちそうになりました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、お祭りが終わりここのブログでもそれぞれの立場での振り返りが書かれていますが、自分はちょっぴり違う視点で・・・
この30年で感じた祭りのご馳走の変化について書いてみたいと思います。

10月も半ば、秋真っ盛りのこの時期は馬肥ゆる秋だけに美味しいものがいっぱいあります。
柿や梨の果物も美味しいですが、昔からお祭りにごっつぉとして出されてきたのが鮭です。
昔の祭りの放送のビデオなど見ますと、おなごしょが一匹物の鮭をさばき、身は焼き物や煮付け、はらこは醤油漬け、頭はなますにと・・・
祭りのごっつぉをつくっておられました。
もちろん、今でもそう言ったその家の伝統を守っておられる所もありますが・・・
なかなか一匹物をさばくお宅は少なくなったようです。
それに伴い、昔は需要のあった瓶詰のはじかみなんかも出番が少なくなりました。

いつの頃からでしょうかね~?寿司・オードブル、それにサンドイッチなどが各お宅に登場したのは。
更には夜の寒い頃に寄せてもらうお宅ではうどんやラーメンなどホッとするものも。
時代の変化と共に祭りの形も変わってきましたが、ごっつぉもこの様に変化してきました。
でも思います。この変化は決して悪い物ではないと。
これは、ガンダルフさん言う所の
「変わらずに守りたいのは形でなく、人のやさしさと祭りへの愛情です。」
この言葉そのものなのではないでしょうか?
昔からの伝統料理を振舞うのもおもてなしなら、今どきの若者が喜ぶものを振舞うのもおもてなしかなと・・・。
そう言えば食べ物だけでなく飲み物も昔は日本酒中心だったのがビールが増え、最近では氷や炭酸水と一緒にいろいろなお酒を用意されてるお宅もあったりします。
こんな変化に、岩船のおなごしょのやさしさと祭りに対する愛情が感じられると思うのは私だけでしょうか?

ここまで、いろいろな変化について書きましたが、変わらないものが一つあります。
それは、会話です。
普段、なかなかゆっくり喋る事の出来ない皆さんとゆっくりお話させてもらえるのは祭りならでは。
青駒嫁さんじゃありませんが、この会話こそが最高のごっつぉなのかも知れません。
いや、話に酔う事も多々あるから最高のお酒にもなるのかと・・・

こんな感じで振り返っていたら、早くも来年の祭りが楽しみになってきました(笑)

byスター☆誕生