残す話
年明けから暇を見つけては溜まりまくった雑誌を断捨離しています。
今日手に取ったのは数年前のレシピ本。
料理研究家のコラムに、つい読み入ってしまいました。
テーマは「食べ物を残す話」
刺身のツマ、付け合わせのパセリ、味噌汁のシジミ、ソフトクリームのコーン。
私なんかソフトクリームのコーンは絶対食べちゃいますけどねー。
コーンとカップ、同じ値段なのにカップを選ぶなんて考えられない。
それで思い出しました。
結婚当初、私の旦那はエビを吸わない人でした。
味噌汁のエビの頭はともかく、刺身よ、刺身!
刺身皿の脇に寄せてある、食べ終わった刺身のしっぽを見てビックリ。しっぽに身が入ってるじゃん!
しっぽの手前で噛み切って食べるんですね。(伝わるかな^^;)
えー!なんだん!その食べ方!!
しっぽピッとをつまんでチュっと吸わんせ!
と食べ方をレクチャーした覚えがあります。
当店のお客様でも、魚の食べ方は様々。
食べかけですか?ってくらい身が残っている人もいれば、骨の行方が気になる程、皿に何も残っていない人も。
特にヤナギガレイなんてテキメンで、真ん中だけ箸でちょこちょこっとつまんで、ヒレはそっくり残して。
あげく、「美味しいけど、食べるところの少ない魚ですね」なんて。
なので、うちの母ちゃんは言います。
「ヤナギ食べたことある?
食べ慣れね人は食べるアテねっせ。頼まねほういい。」
接客としてはどうかと思いますが(笑)確かにあの食べ方ではもったいない。高い魚なのに。
そんな母ちゃんはケンタッキーの食べ方がめっちゃ下手です。超〜肉残ってるし。
ピザなんか耳は残すし。
んめさん、食べるアテねっせ。
byモノポール