いざ尋常に

いつの時代も男の子は戦隊ものに夢中です。
うちの子も現在放送中の「キョウリュウジャー」が大好き。
その名の通り恐竜がモチーフとなった戦隊です。
赤、緑、黒、青、桃色というお馴染の色構成でスタートしましたが、今回のはカラーバリエーション豊富で回を追うごとに、ゴールド・バイオレット・グレー・シアンなんて色の戦士まで出てきています。
グレーってなんか微妙・・・。
シアンなんてプリンターのインク買うときくらいしか使ったことない単語です。

で、うちの息子はゴールドのファンなんですが、このキョウリュウゴールド、戦国時代から現代に復活した豪剣士という設定なのでノリが侍です。
会話も侍言葉です。
変身時の掛け声も「いざ、尋常に!キョウリュウチェンジ!!」とか言います。
尋常に、とか言っておきながらチェンジかい!という突っ込みをしたいところですが子供番組なのでそこはスル―。
息子もそれを真似するわけですが、先日「いざジンジョウにって何?」と聞いてきました。
正々堂々的な感じ・・・?なんとなく、ぼんやりとイメージはわかりますが、自信がないのでいざ、検索。
そもそもは尋も常も長さの単位なのだそうです。
古代中国で尋は八尺、常はその倍の十六尺を表し、八尺も十六尺も並みの長さであることから「普通の長さ」を表し、そこから「普通」や「当たり前」という意味になり、さらに「見苦しくないこと」「潔いこと」などの意味も持つようになったとのこと。
なるほどねぇ~ひとつ勉強になったねぇ~と一家で納得したわけです。

そんな話をしてた矢先。
おととい、初めてのカイロプラクティックで言われました。
「逞しさといい黒さといい尋常じゃないですね~、ふくらはぎ。」
褒められたんだかなんなんだかよくわかりませんが、満面の笑みで「どうも。」と返しておきました。

息子よ、ママのふくらはぎはキョウリュウゴールドよりすごいぞ、きっと。

byラー定