怪談

大震災が発生する前には、原発について
「危険だけれど、この豊かな電力消費社会を維持するには必要不可欠だろう」と考えていました。

ところが震災後すべての原発が停止したのに、電力不足になることはありません。
一時、一斉に叫ばれていた「節電!」の掛け声も聞かれなくなりました。

岩船沖洋上風力発電は、計画通りに稼働すれば小型原発一基分相当の発電をするのだとか。
原発はローコストとはいいながら、核廃棄物処理の問題や
将来の廃炉も考えれば、本当にローコストなのか怪しいもんです。

なら、風力や太陽光といったクリーンエネルギーの技術開発を進めて、
ノー原発を目指すのが当然だと思うのに、安保法改正や戦後70年談話の件で、
戦争と平和について考え直す機運が高まったこの夏に、
川内原発の再稼働が始まりました。

なぜ?

あの戦争を反省するのは当然なのですが、語るためには、
あの戦争を始めてしまった理由を知らなければなりません。

簡単に言い切ってしまえば、欧米列強の帝国主義(植民地化)への抵抗だったのでしょう。
特に我が国においては、その相手は、フィリピンを強引に植民地にしたアメリカでした。

あの戦争がどうやって終わったのか。
イタリアもドイツも負けたのに、一人抵抗を続けていた国に原爆を2つ落として
ようやく終わったのです。

人類の歴史上、今のところ最終兵器は核爆弾なのです。

我が国を侵略しようとする敵が現れた時に、最終兵器を作る可能性を保持するため…
原発を棄てない答えかもしれません。

そして侵略しようとする最終の敵は、もしかしたら
今もアメリカかもしれないのです。

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by ガンダルフ