本末転倒②

今回、車を買い替えるにあたり同一車種で燃費の良い「ハイブリッド車」という選択もあった。
中古車だが価格もガソリン車とあまり変わらない。(新車はハイブリッドのほうが高価)

新車からハイブリッド車に長く(12万km以上)乗る場合に限り、ハイブリッド車との価格差(30万円~50万円)を走行距離のガソリン燃費の差額から取り返すことが出来るとのこと。
(日々燃費が良くて助かると言っていても、12万km以下では結果的にガソリン車より割高)

しかし、12万~14万Km走行後は、走行用バッテリーが寿命の末期であり、その頃には充電しても新車時の様なフル充電にはならず(電気で走れる距離も短く、古いバッテリーでは性能を活かせず)燃費も悪化している事でしょう。

また、ハイブリッド車は床下には大きな走行用バッテリーと、ボンネット下は地面が全く見えない程ハイテク設備がぎっしり詰め込まれています。重量も増し、その隙間もない程詰め込まれたハイテクだらけの車が壊れた時、特にハイブリッドの電気部品はユニット丸ごと交換になり、部品交換&修理費が莫大です。

 

年間走行距離が多い人がハイブリッドの中古車(仮に6万km)を購入すると?2~3年後には12万Kmになり、その頃は燃費も悪化し、仮に走行用バッテリー交換したら20~30万円の出費です。

バッテリーが劣化した中古の電気自動車『〇産リー〇』の場合、電池の弱る冬季間にヒーターをかけ新潟市まで行くと?帰りに豊栄道の駅で急速充電しないと新潟~村上間を往復できないとか?。

中古ハイブリッド車の走行用バッテリーも似た状況らしく、中古のハイブリッド車を買ったのち、燃費を良くする為に30万円の走行用バッテリーに新品交換となったら、マジに「本末転倒」です。

 

・・・と言うより、走行用バッテリーは5年又は10万Kmでの交換を推奨とのこと。(爆)


ガソリン車とハイブリッド車との差額、30万円を取り返す為に12万Km走っても、差額を取り返す手前の10万Kmの時点でバッテリー交換して30万円の出費って!?。エコが真逆だし~。

ハイブリッド車に何年乗り続けても、ガソリン車のコストに永遠に追い付けないって・・・(・・;)

 

仮に400万円のハイテク満載のハイブリッドカーと、200万円の普通のガソリン車で比較した場合、製造時~廃棄時エネルギーまでトータルで「ライフサイクルアセスメント」として捉えないと意味を持ちません。400万円のハイブリッドカーでは、製造時も400万円分(2倍)のCO2が排出され、400万円分のエネルギーが使われています。当然と言えば当然です。

 

価格が高価で部品点数も多いってことは、先のブログ同様、製造時/廃棄時エネルギー/CO2排出量も同様に比例します。ハイブリッドを所有し、エコと思っている?「エゴ」カーかも知れませんが、地球環境負荷を軽減する為や、家計を助ける為の?「エコ」カーとは到底思えません。

※加減速や遠心力を捨てずにエネルギーに変換するハイブリッドカーを私は全く否定しません。
(トータルCO2軽減が目的でなければ)素晴らしい技術で、そのシステム、完成度は絶賛です!。

 

ただ、私が思うのは家計の出費をを節約したり「ライフサイクルアセスメント」をトータルで捉え、本当に地球温暖化を防ぐ力になりたいのなら(僅かの燃費の違いなら)普通の低燃費の軽自動車~2000㏄位迄の車を大切に末永く乗る方が、結果的に家計の財布にも、地球環境にも良いのでは?と感じているだけなのです。

 

長く使うにしても、お財布的にも、地球環境的にも、整備や修理するにしても
トータルで総合的に捉えると?工業製品は「シンプル・イズ・ベスト」ですかね。(^^ゞ

by Forester

こんなリンクを貼っておきます。(^^;
『じつはハイブリッド車がエコじゃないかもしれない可能性』