にぃーそぉー

小学校の本間校長は、僕の2年後輩。

いつだったか「磯の香 薫れる」が、自分たちの頃と違ってしまっていると嘆いて、

僕も「まったくですね」と同意した。

 

今年の小学校の運動会の1ヶ月まえぐらいに小学校に呼ばれて、

司さんと、誠君と3人で「磯の香 薫れる」と「おお岩船」のお手本を録画した。

もっともリハーサルでは3人して互いに

「そーでねーろ」とすったもんだしましたが。

 

息子が赤ん坊の頃、むずがると抱っこして歌を歌って聞かせた。

朧月夜、知床旅情、琵琶湖周航の歌、などの叙情歌もよく歌ったが

圧倒的に「磯の香 薫れる」と「いちばん始めは」だった。

 

いちばん始めは一宮

にまた日光中禅寺

さんまた佐倉の惣五郎

しまた信濃の善光寺

いつつは出雲の大社

むっつ村々鎮守様

ななつは成田のお不動様

やっつ八幡の八幡宮

ここのつ高野の高野山

とうで東京心願寺

あれこれ心願かけたのに

浪子の病は治らぬと

ごうごうごうごう行く汽車は

武夫と浪子の行き別れ

二度と会えない汽車の窓

早く帰ってきてちょうだい

 

 

今年も町内の祭りの囃子の指導をした。

子どもたちといっしょに太鼓や鉦をたたいて

大きな声でハヤして、笛を吹いて、「一番始めは」も歌った。

 

口を開けば文句たらたら言ってるが

けっきょくシンプルに祭りバカなんだろう。

 

小中高校生では、一学年ごとにそれぞれの祭りの重みがある。

若連中を終わってしまえば、50才の祭りも60才の祭りも大差ない。

それでも今年も、なんだかんだ楽しみにしている。

 

今日は62才の足揃いだ。

 

by転がる石

 

忘れなければ、後で足揃いの写真アップします。