岩船気質(かたぎ)

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BOSSやだいだらぼっちさんが区切りをつけた「ある一つのこと」には、私も多少関わりがありました。
10年、12年というのは一つの時代ですね。

あらゆる場面で、主役が降りて次の人に舞台を譲る。
その繰り返しこそが伝統を創る、守るということなのだと思います。

写真は、私の親戚でもある今年のある町内の当宿さんです。
飾られた屋台の乗せ物の周りにご祝儀のお酒が山のように並べられています。

上げた人の気遣い。
受けた人の覚悟。
人の優しさと祭りへの思いの山です。

私の町内も含めて、今年は3町内が当宿を「組」あるいは町内全体で受けています。
「寂しい」との声もちらほら聞かれますが、これも時代の流れの一つなのでしょう。

写真のお宅のように、豪気な当宿もあります。
「昔ながらの…」とも言われますが、ここまで豪気なのは比較的近年のことのような気がします。

「磯の香 薫れる」の2番の歌詞に

永劫果てなき進取の気性 暁の光 永遠(とわ)栄(は)えるかな…

とあります。
変化してこその岩船の伝統。
変わらずに守りたいのは形でなく、人のやさしさと祭りへの愛情です。

by ガンダルフ