冬のおとずれ

岩船百景

岩船に冬のおとずれを告げるひとつに「大池」(正式名称はわかりませんが)への白鳥の飛来があります。

近年は、鳥インフルエンザ対策などで立ち入り禁止になったりでエサがもらえないからか飛来数が減ってきているように感じます。

新潟県には、白鳥の飛来で有名な瓢湖など飛来地が点在していますが、どこも白鳥よりも「カモ」の方が多いようです。

以前読んだ本に、一説によると白鳥などの渡り鳥は隕鉄(鉄を多く含む隕石)の地磁気により方角を知るとのこと。もしかしたら、大池の近くにも隕鉄が落下していたのかもしれませんね。

 

幼少の頃、大池で白鳥に食パンの耳を持ってエサやりをしていたら、持っていた手を噛まれてそのまま大池に引きずりこまれた思い出があります。

なので、大人になるまで白鳥は恐ろしい生き物でした。

時がたって自分の子供がエサをあげる時は、池に落ちないように必死にジャンパーの端を引っ張ってました。

 

だいぶ前ですが、関西の知り合いが、田んぼで収穫後のもみ殻なのか地中の虫なのかを食事中の白鳥の群を見たときに「関西でも白鳥は見るけど、田んぼにいるのは初めて見た。やっぱり新潟のお米が美味しいからですかね?」と珍しがってスマホで撮影していました。

来春、大きくなった雛たちがシベリアへ飛び去って行く姿を見ると春の訪れを感じることができるでしょう。

 

by花鳥風月