別れの季節

岩船繁盛記

出会いと別れの春。今年は長男が中学校を卒業。保育園の頃からずっと一緒に成長してきた同級生たちとついに別れの時が来ました。

先生が逆に心配するほど男子も女子もみんな仲良し。仲が良すぎて競争心が無いなんて言われることもよくありましたが、11人という少なさだからこその絆があったように思います。

親たちも同じです。少ない人数で何度も何度も回ってくる役員。それでもそれぞれが「できる時にできることを」の精神でお互い助け合いながら頑張りました。卒業式は子ども達・保護者・先生みんなで涙して卒業を祝いました。

そんな感動的な卒業式の数日後、私はもうひとつのお別れをしました。

それは17年共に過ごした愛車とのお別れです。浜風にあたりサビもひどく、不具合も出てきていたので泣く泣く手放すことにしました。

独身時代に買った車ですから、結婚も子供の成長も全ての思い出が詰まっています。

初めての出産。陣痛が始まり急いで病院に向かったこと。

夜泣きが収まらず真夜中のドライブに行ったこと。

毎日の保育園への送り迎え。

家族が増えた日。

あちこち行った家族旅行。

バックミラーから見える遊び疲れた子供たちの寝顔。

まさに我が家の歴史といえる車でした。

最後の日。洗車・車内掃除をしながらもっと大事に乗ってあげれば良かったなぁと反省。

ナビを初期設定に戻し、ドライブレコーダーのSDを抜き、ハードディスクを一曲ずつ消去。

最後の一曲を消し無音となった車内の画面に「NO DATA」の文字が出た時は何とも言えない寂しさでうるっときました。

大飯食らいで燃費も悪い、今の時代とは合ってない車だったけど、大好きな車でした。

17年間、180000キロ、お疲れ様。

思い出をたくさんありがとう。

 

byガドガド