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昨年までは県職員だった浅野さん。県内の保健所を数々異動し、村上には2回勤務、2008年の新潟漁協岩船港支所新設では、セリ場や直売所の施設指導にあたりました。娘さん2人の名前から命名したという遊漁船「泰陽丸」。少しずつ計画を進めてきた第二の人生です。
食品や食中毒の調査、食品製造業や飲食店の監視と指導などです。抜き打ち検査もしました(笑)。いわゆる食品Gメンですね。食品衛生協会などに呼び掛けて講習会もします。入庁間もない若いころ、岩船では町のお母さんたちがカキを家の前で割っていて、町中回って衛生を呼び掛けて歩きました。あの時は大変だった(笑)。漁協の人たちとは付き合いが長いんですよ。
小さいころはハゼが釣りたくて自転車でいつも石川に来てました。三面川では釣れないんです(笑)。船釣りを始めたのは12年前で、乗り合い船に乗って感動したのが現在の発端です。その2年後には小型船舶の免許を取って、24フィートの船を買い、定年前年に遊漁船業務主任者の免許を取ったんです。今の船は昨年買ったばかりですが、南三陸町から2月25日に私のところに来たんですよ。
強運な船です。不思議な縁を感じますね。でも、お客さまにはマイボートとして利用してもらいたい。そのための装備もしてあって、グループで気兼ねなく楽しんでもらうために一日一組を基本にしています。GPSで把握している釣りポイントまでお客さまを連れて行き、釣れて、喜んでもらえる、その瞬間は自分が釣れたときよりうれしいですね。
この町の周辺環境のよさを多くの人に知ってもらいたい。村上市の観光振興策では、南部の海岸地区が持つ観光資源がほとんど注目されていません。岩船から塩谷へ通じる砂浜が立ち入り禁止だったり、港は県内有数のロケーションがありながら魅力が発揮されていません。海水浴場の整備やお幕場ウオーキングロードの有効活用など、賑わいの創出の点でも動けることはたくさんあります。漁業者経営を安定させるための助成制度の確保など、活性化には具体的な計画が必要だと思っています。
定年直前に大震災が起こり、放射能検査に明け暮れたと言う浅野さん。村上の一市民となった今、あらたに気づくことも多いとか。岩船港への思いは熱く、少しずつ働き掛けも行っています。
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