イカはいかが?
「ひと夜さに 幾つは釣れむ 十銭に
三つの烏賊(いか)を 今朝買ひにけり」
イカ釣りは一晩に何匹釣れるのだろうか。
漁師の苦労を思えば三匹で十銭は安い。
今朝、その揚がったばかりのおいしいイカを買うことができた。
糸魚川出身の歌人、相馬御風の歌です。
(春よ来い、早くこい、歩き始めたみいちゃんが・・・でお馴染みの「春よ来い」を作詞した人であります。
現在は新潟日報の一面・題字脇に毎日作品が紹介されています。)
今年も岩船にイカ釣り船が入港しました。
さて、馴染みの漁師さん達とも約一年ぶりの再会。
相変わらずにぎやかで、強引で、口が悪くて(笑)
強烈な北海道なまりの漁師さんと岩船弁バリバリのうちの母ちゃんと、話が通じ合ってないようで、ちゃんと通じている。
すごい。
ここ数年、イカ釣り船も海外から乗組員を迎える船も多いようで、今入港中の船にも何人かインドネシア人の乗組員がいるのだとか。
言葉は通じる?食べものは?
様々疑問質問は浮かびますが、それはそれでなんとかなっているようです。
それにしても、度々厳しい実情が取り上げられる漁業界。
イカ釣り船だって例外ではなく大変なようです。
出漁できなければ収入もなく、かといって漁が続けば値段が下がる。
まして集魚灯を煌々と照らしながら漁を行うイカ釣り船、油代だけでも相当かかるそうです。
「寝てた方がいい。」とは切実な本音ではないでしょうか。
獲れたてを、まさに最速で食べられるこの季節。
小ぶりですがそのぶん身が薄く柔らかく、刺身はもちろん、焼いても煮ても絶品。
せっかくのおいしい~おいしいイカの季節。
皆さん、旬を堪能してくださいね(^^)
byラ―定