風薫る5月に

ゴールデンウィークも終わり、今日から仕事の方も多いかと思います。
また、ゴールデンウィーク中に書き入れ時だった方々、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、先日、
「チャイナタウン」さんが非常に示唆に富んだブログを書いていらっしゃったので、
私も少しまじめなことを書かせていただきます。

会社でも団体でも、業績が悪くなっていく原因として、外部環境(景気・人口減少など)と
内部環境(自社の持つ人財・モノ・お金など)の悪化があげられます。
外部環境は、一会社の力で変えていくことは困難であり、皆さんご承知の通りです。
(チャイナタウンさんのつぶやき、おっしゃるとおりです。)

では、内部環境についてはどうなのかお話しさせていただきます。

以前、私が企業のお手伝いをさせていただく中で、
不景気でも(外部環境が悪くても)「調子の良い会社」、
不景気でやはり「調子の悪い会社」がありました。
上司と話していて分かってきたことですが、
この二種類の会社には意外な共通点がありました。
それは「風通し」の良し悪しでした。

皆さん経営者は、相当な努力をしている訳ですから、
人財もモノもお金もこれ以上投資できません。

しかし、
「調子の良い会社」の経営者は、自分の頭と目と耳だけでは経営判断に
限界があることを知っていますので、従業員の方々の「声」を聴くわけです。
従業員の「声」の中には、不可能なことももちろんあります。

それは最終的に経営者が判断すれば良いことです。
ただ、経営者の「耳を傾ける姿勢」は、従業員にも伝わるものです。

そこに信頼関係が生まれ、
信頼されたと思えば、それを裏切る従業員はいません。

そうして、経営者と従業員の「風通し」が良くなった会社では、
経営者が想像もしなかったアイデアや業務改善策、諫言(耳の痛い話)がポンポン出てきます。
そうなると、会社に一体感が出てきて、色々な課題に向かってチームが協力的となり、文字通り邁進していきます。結果、能率的になり、「調子の良い会社」となります。

 

私はこのとき、「調子の良い会社」に変える一番の要素が「人の力」であることを知り、その力を引き出すために、「何でも言える環境(風通し)」づくりが重要であることを学びました。

 

「調子の悪い会社」の経営者は、宝である「人の力」を引き出せません。
幹部・従業員も保身に走り、経営者にとって耳の痛い話はあえてせず、自分が好かれようとするばかりで、現場もギスギスしてしまいます。
「風通し」が悪いのです。
こういった会社では、改革・改善も名ばかりのものとなってしまい、全くうまくいきません。。

 

それと、もう一つ、
「調子の良い会社」は、事務所でも、工場でも店舗でも、常に「きれい」でした。
それは、新しいということではなく、「整理整頓」されているということです。
(これも、人に関係することです。)

それ以来、自身でも帰社するとき、
整理整頓を心がけています。。

by MAHALO