モルゴーア・クァルテット

このジャケット写真を見てピンと来たあなた。スバラシイです!
もう全然迷わずに、このCDを買うべきでしょう。
つい先日発売されたばかりの、モルゴーア・クァルテットのCDです。

モルゴーア・クァルテット。
この弦楽四重奏団は、日本の超一流の4人のクラシックの演奏家によるバンドです。
もともとは、ロシア(ソビエト連邦時代)の作曲家ショスタコーヴィチの残した
15曲の弦楽四重奏曲を演奏するために結成された弦楽四重奏団(クァルテット)ですが、
なんとこの4人が、愛するプログレの名曲群を自ら演奏してしまったというCDです。

もともと、これらの楽曲はシンセやメロトロンなどの鍵盤楽器が占める割合が大きいので、
弦楽器4人で表現するのはかなり無理があると思われますが、それを高度な演奏技術とアレンジで
ほぼ忠実に再現しています。本当に驚きました。

このたび、カバーの標的にされたバンドは、
①キング・クリムゾン ②ジェネシス ③EL&P ④ピンク・フロイド
⑤メタリカ ⑥イエス

誰もが認めるプログレの大御所ですね。
⑤のメタリカは、いわゆるプログレの範疇に入るバンドではないかもしれませんが、
なかなか素晴らしいアレンジで聴かせてくれます。

でも、なんと言ってもCDの最後を飾る「スターレス」で決まりでしょう。
息を呑む美しさです!
本当に感動しました!
プログレ好きの方には、絶対に聴いていただきたいCDです。

あっ、言い忘れましたが、CDのタイトルは「21世紀の精神正常者たち」です。
by BOSS