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2012.11.28.

冬隣(ふゆどなり)

紅白歌合戦の出場歌手が発表になりました。
今年も毎度お馴染みの方から初出場の方まで様々いるようです。
とは言え、我が家では「大みそかは家族そろって紅白を見る!」みたいな習慣は子供のころからありませんでしたので、それほど興味がないと言うのが本音なんですが・・・。
(紅白ファンの皆さん、すみません)

ただ、もし叶うなら紅白に限らす、ぜひ一度聞いてみたい歌手が一人います。
それが「ちあきなおみ」です。

私はリアルタイムでちあきなおみの歌を聞いた記憶がありません。
数年前までは私にとっての「ちあきなおみ」はこれがすべてでした。

CMでの「もっとはじっこあるきなさいよぉ~」も何となく覚えていますが。

ところがある時、何気なしに動画サイトを眺めているとこの曲を見つけたのです。
「冬隣」

言葉の意味もわかりませんでしたがなぜかタイトルに惹かれ、この曲を聞いたのでした。
調べてみると冬隣とは[まわりの景色や雰囲気から、冬の近づいた気配が感じられる晩秋のころ]という意味があるようです。

この曲は愛する人を亡くした女の歌です。
「あれから私は冬隣  ほほ笑むことさえ忘れそう
地球の夜更けはせつないよ そこから私が見えますか」
自分に、というより、父を失った我が母の気持ちに重ねて聞こえてきて、思わず涙したのでした。

動画サイトのコメントに「彼女の歌は曲ではなく一本の映画のようだ」というようなコメントをよく見かけますが、同感です。
それは、映像で見ると特に感じます。
彼女が「あなた」と歌えば、視線の先に「あなた」が見えてくる。
「琥珀のグラス」と歌えば、彼女の手元にグラスが見えてくる。
引退した今も尚、大勢のファンを惹きつけているのも頷けます。

こういう話をすると、友人たちには「まだ始まったは・・・」とウザがられるのでひっそりしていますが、私の車の中でちあきなおみを聞きながらスクスク成長している息子は、2歳半の時には既に「黄昏のビキン」を歌えるようになりました。
最近では仮面ライダーとゴ―バスターズしか歌ってくれませんが、曲がかかれば「あ、ちあきなおみだ。」と反応します。

好きな曲をやエピソードを挙げだすと超長文になりそうなのでこのへんで。

byラ―定

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コメント

ちあきなおみさん、愛する旦那様が亡くなってからずっと公の場には出ていませんね。旦那様は宍戸錠さんの弟さんだったかな?
復帰を願う人が沢山いるみたいですよ!
しかし渋いっすね(笑)

>>HPさん
その通り、宍戸さんとは義理の兄弟になります。
この冬隣を歌ったのちに、同じような体験をするわけです。
ご主人を亡くした時、「私も一緒に焼いて」と叫んだと言われるエピソードは有名な話です。
以前「佐渡おけさ」を歌っている動画も発見したのですがいつの間にか消えてしまっていました。

私もカムバックを願っていますが、おそらくしないでしょうね~。

ラー定さん、しぶいねぇ~ 分析もさすがです。
たたみ掛けるような、というか、説得力がスゴイよね。
私はなんといっても「喝采」です。
「いつものよーうに幕が開ーきー」…しびれる。
「四つのお願い」はどうですか?
でもなぜ、今はあんなふうに覚えやすい曲がないのだろう…
年をとったせいだけだとは思えない。

「喝采」は僕らが中学生の頃の曲です。
歌詞を見なくても8割方は歌えそうです。
レコード大賞をとった曲だけど、内容は中学生向きじゃないね。
それでもみんな知っているのは、情報ソースが限られていたからでしょう。
自分に合ったモノを探せる、ソースが増えた今は幸せな時代なのでしょう。
その代わりに感動の共有は難しくなっています。
本当に幸せなのかはわかりません。

>>ゲンさん
「四つのお願い」は喝采のちあきなおみとは随分イメージが違った曲ですよね。
その頃はお色気アイドル路線で売り出していたようです。
喝采の時の彼女は25歳。
25歳とは思えない、色気と迫力~!

>>ガンダルフさん
幸せかはわかりませんが、確かに便利で楽しくはありますね。

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