プラシーボ?

こんな話があります。
お笑い芸人の有吉弘行がダチョウ倶楽部の上島竜平行きつけの店で、勝手に上島のキープしていたボトルを飲みきってしまった。
そして、いたずらで中に水を入れた。
数日後、上島がその店に行き、そのボトル(水)を飲んでいると、2時間でベロベロに酔っ払った・・・。
ネタとして多少盛られているのかもしれませんが、確かにそれに近い話は私の周りでも聞いたことがあります。
ノンアルコールビールでいい気分になってしまった、とか。

新薬を開発する時もこれに似た実験をするそうです。
有効成分が含まれる薬を投与するグループと、有効成分が入っていない薬を投与するグループをつくり、経過を見ます。
すると、偽薬を投与したグループも何%かには改善が見られるのだそうです。
これをプラシーボ効果というそうです。
「○○に効く薬です」と言われると、その薬が何であれ治った気になってしまい改善されてしまうこともあると言うんですから驚きです。
人間の思い込みって凄いですね。

先日、安○医院の待合室で待っていると、ひとりのおばあちゃんが入ってきました。
その日はとても寒い日でした。
「いやぁ~さんび、さんび」と言いながら入ってきたおばあちゃん。
ソファに腰掛けるや否や、空気清浄機に手をかざし暖をとりはじめました。
そしてほっとしたように溜息ひとつつくと上着を脱いだのです。
暖かくなったのでしょうか。
(隣にいた方が「ばあちゃん、それ空気清浄機だっせ。」と言うと「やっ!なーえー!」とびっくりしていました。)

思わずプッと吹き出してしまい、なんだか私の風邪も吹き飛んでしまったような気がしたのでした。

byラー定