保護犬

娘が犬を飼ったという

彼女が小学生の頃に飼い始めた犬が亡くなってもう3年

やっぱり生き物好きは変わらないようだ

大学でも生物関係の学部で学び、卒業後も動物に関する職業に就いた

東京から大阪へ転勤になってから数か月、

東京では無理だったペット飼育もOKの住まいに移ったこともあり、

仕事帰りに、ずっと保護犬施設に通っていたらしい

すると、ある日、他の犬達にいじめられて、隅の方でかたまっている犬がいたそうで、

あまりにも可哀そうで、決めたのがその犬とのこと・・・

ブリーダーの保護犬だという

メスで年齢は6歳

人間で言えば、もうおばさんだ

しかも、声帯が切られて上手く吠えることも出来ない

それに歯周病で、歯の治療もしてやらなきゃいけないという

わざわざ手の掛かる犬を選ばなくても・・・

正直そう思う

しかし

早起きをして散歩に連れ、犬のために生活リズムを変えた娘

そんな「犬助け」をする優しい気持ちに、ちょっと嬉しくなった父であります

それにしても

いくら商売とはいえ、都合で犬の声帯を切り、細かいケアもしてやらず、

繁殖に繁殖を重ね、用無しになると、挙げ句には捨てちまう極悪ブリーダー!

おぇ!んめっ!たいがいにせっしゃ!!と言いたくなります・・・・・

by質実剛健