御用納め

官公庁はじめ世間では今日で御用納めですが、このブログstaffの皆さんは30日、大晦日まで仕事の人も多いはず、あと少し頑張ってください。
うちは、従業員=家庭の主婦なので、毎年29日まで。
しかし、昔は小売店だったので、年末は初売りの準備で小学校3,4年の頃からお手伝い・・・
「初売り売れねば、お年玉ねーぞ」
・・・なんと過酷なミッション。
お買い上げ高景品、福引の商品、早朝賞なんてのもあった。
それぞれに熨斗紙を張ったり、はさんだりして仕分け、当日は弟を部下に、福引と景品を渡す係りなので、茶の間にわかりやすいように積む。
夜は母親と福引のくじ作り、10センチ四方のわら半紙のはじに当選番号をハンコで押してくるくるたたんで、糊でとめる。

私「ハズレいっぺだね」
母「・・・」

私「あきてきたはぁ」
母「お年玉いらにゃあん」
私「・・・」

大晦日の猛吹雪の夜に、手書きのポスターを岩船のあちこちに貼る画鋲持ちのてこにも行ったこともある。(この仕事、本当に俺、必要なのか?)
そうして迎える二日の朝6時、二階の自分の部屋から下を見ると、まだ暗いのに6、7人並んでいる。
「やったー」
いそいで店に降り、福引屋さんの開店。
お年玉への期待で声もはずむ。
「一等出だー」
母方のばあちゃんだった・・・(しかも二年連続、疑惑の声もあった)
客足が途絶えると、上町のライバル店を偵察。
混雑していても、「二人ぐれしかいねがった」と報告。
こうした努力の末、二日の夜に無事お年玉をゲットした私と弟は、三日の朝早く近さんに走るものでした。

年末・年始の風情も、岩船の歳末大売出しも無くなり、元旦から郊外の大型店が賑わう昨今、旧き良き昭和を思い出してしまいました。

by shats-ya (くだらない長文、スミマセン。皆さん良いお年を)