お盆スペシャル

月遅れで8月7日の七夕は各地にありますが、
岩船の七夕は8月7日でなく6日、なぜだろう?

その前に「七夕」自体がよくわからない。
世間一般では「星祭り」らしいけど、岩船ではお盆の先祖迎えの行事です。

ということで、色々調べたので研究発表!

元々は中国の節句の一つ。
陰陽道で奇数は陽数。陽数の重なる日は「気」が強すぎるのでお払いの節句。
3月3日は上巳の節句(桃の節句)、5月5日は端午の節句、9月9日は重陽の節句。

3月は冬から春への再生の祭り?5月は穀物の成長を祈る種まきの祭り?
時期的にそんな感じでしょうか。
7月は夏の星空がよく見えるから「星祭り」というのは納得です。

織女星(こと座のベガ)・牽牛星(わし座のアルタイル)は、
はくちょう座のデネブと「夏の大三角形」を形成する夏の夜空の代表的な星です。
天の川をはさんで輝く二星には、年に一度の逢瀬という哀しくもロマンティックな伝説が作られました。

ですから「七夕」の漢字は中国伝来でしょう。
でも、これを「たなばた」と発音する由来が色々でして…

①牽牛は農業神で「たね」、織女は機織り(はたおり)の神で「はた」、
 これが合わさって「たねはた」→「たなばた」

②日本に伝来してすぐにお盆の祖霊迎えの行事と習合して、
 お供えをする棚(たな)に、幡(はた=のぼり)を飾るところから「たなばた」

他にもあるけど省略。
いずれにせよ、日本では仏教伝来以前から祖霊に豊作を祈るお盆行事があって、
時期的に重なるために、中国の「星祭り」がお盆行事に取り込まれてしまったようです。

昔は0時に日付が変わるなんて概念はありませんから、一日は夜明けから日没までです。
8月13日にご先祖様が家に帰って来ているとしたら、
その前の夜の間(夜明けの晩)に到着するのでしょう。

仏教では7日を区切りにしますから、その7日前の夜(6日の夜)に
十二灯流しを行うのではないでしょうか?

異国の文化を柔らかく自国の風習に取り入れるのは、
日本民族の美質だろうと思います。

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ロンドンオリンピックが閉幕しました。
日本は過去最多のメダルを獲得しましたが、金メダルは少なかったですね。

「2番じゃだめなんですか?」
蓮舫さんの名言?を思い出してしまいました。

逸れますが、そこだけピックアップしてバッシングされて気の毒でしたね。

2番でも、3番でも、入賞でも、入賞できなくても立派だと思います。
国策のメダル狩り、なんて野蛮なのでしょう。

金メダルが多くなくても、日本選手の活躍を見るにつけ
日本人でよかったと思いました。

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お陰さまで、お盆期間中大勢のお客様が見えられました。

比例して、集まるゴミも半端ありません。
でも、港や海に捨てられるよりは当店に持って来てくれた方がいいと
せっせと片付けています。

ただし、当店にほとんど来店したことの無い地元の住民が
(背中に○若なんてロゴが見えたな…)
せっせとゴミを捨てに来るのはいただけません。

家庭のゴミをコンビニのゴミ箱に出すのは目に余ります。
コンビニオーナーはなぜ声をあげないのでしょうか?
多額のロイヤリティーを徴収しているコンビニ本部はその件に関しては知らぬふり、
オーナーだけが貧乏クジを引かされているみたいです。

元凶は米国流の拝金合理主義にたどり着くと思うのですが、
欧米経済の破綻が現実になりつつある今こそ
あらゆる意味で「美しい日本」を目指すべきではないかと、
祖霊のお戻りになっているこの時期に、あらためて考えさせられました。

by ガンダルフ