空中ブランコ

(1)腕立てが1分間に何回できるか。
(2)懸垂が1分間に何回できるか。
(3)反復横跳びが30秒に何回できるか
履歴書にこんな書類を添付するお仕事ってなんだと思います?
タイトルで察しがつくかと思いますが、正解は「サーカス・アーティスト」。
サーカス団員ですね。

ごめんなさい、どぜうさんのネタとかぶっちゃいましたが、私も先日木下大サーカスに行ってきました。
実は私、サーカス初体験でして、そりゃあもう楽しみにしていました。
確実に息子よりテンション上がってました。

平日の公演にもかかわらず長蛇の列。
指定席買っておいてよかった~。

ショーは2部構成となっていて、第一部はジャグリングやイリュージョン、アクロバットショーなど。
テレビでよく見る、箱に人間が入ってナイフ刺しまくられるあの手品も初めて生で見ました。
マネキン人形があっと間にハイレグの金髪オネェサンに変身するという、men’s一発さんが喜びそうな演出もあり。

第二部は噂の猛獣ショー。ライオンの登場です。
金網が張られ物々しい雰囲気でスタート。
やる気満々のライオンからそうでないライオンまで、その数8頭。
さすがに8頭も並ぶと迫力あります。
時折発する唸り声はかなり怖い!
そんなライオン共を自在に操る調教師は小太りの外国人。
古代ローマの戦士みたな恰好してフィナーレにはコミカルなダンス踊ったりしてましたが、きっと恐ろしい男なんでしょう。
ライオンを服従させるんですから。
あいつだけは敵にしちゃいけない・・・。
ライオンの他にも、シマウマやキリン、ゾウなんかも出演していましたが、逆立ちさせられたり二足歩行させられたり。
あんだしょもよーいでねー、とちょっとかわいそうになりました。

大トリはやはり空中ブランコ。
ネットはあるものの、命綱なしですから、見ているほうもハラハラです。
そんなわたしの気持ちをもてあそぶかのように、わざと落ちたりするわけです!
「いやっ、はよ!!」思わず声も出ちゃいます。
それにしてもあんな空中でくるくる回ったり、目隠ししたまま飛んだり、相当の練習を積んでいるんでしょう。
それに受け手との信頼関係がないとできませんね。
喧嘩した翌日とか飛ぶのおっかなそうだは。いや、そんな事ないか。
とにかく、楽しい2時間でした。
フィナーレの余韻に浸かろうとしていると、「車出せねなるっせ!!」という母の大声。
早々と会場を後にしたのでした。
早足で車に向かう最中、チラリと「団員募集」のポスターが目に入りました。
15歳から25歳までか・・・。ちょっと、ほんのちょっとだけオーバーしちゃったけど、サーカス団員なんていう人生も楽しそうだわ、なんて事を思いつつ帰宅したのでした。

でも、オラ腕立てできねっけダメだは。

byラー定