お題 「春」
別れの季節、旅立ちの季節。
行く人、帰る人、さまざまですね。
たまに「お題カラオケ」で遊びます。
ニヤリとする人、ヒヤリとする人、これもさまざまです。
お題で「春」「夏」「冬」はド定番ですが(意外と「秋」の歌は少ない)
とくに春は名曲ぞろいです。
「なごり雪」
♪時が行けば 幼い君も大人になると気づかないまま
学生カップルの別れの情景と思われるけど、彼の方が年上らしい。
彼女は短大の学生だったのかな。彼女の帰る先は故郷なんだろうな。
♪東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく
故郷でも雪を見るのでしょう。彼女は北へ帰るんだね。
♪動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている
この歌が発表された(1974年)当時も、すでに電車の時代になっていたはずですが、
「汽車」のロマンティックな響きが歌の詞にはよく似合うのでしょうね。
「赤いスイートピー」
♪春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ
この名曲の季節も春です。
♪煙草の匂いのシャツに そっと寄り添うから
30年前に聖子がそう囁いたから、いまだに煙草を吸っています。
詞は松本隆、曲は呉田軽穂とクレジットされていますが、
呉田軽穂はユーミンで、ハリウッドスターのグレタ・ガルボをもじった変名です。
赤いスイートピーの花言葉は「別離、門出、旅立ち」、
この微笑ましい若いカップルにもいつか別れが来ることを暗示しているのか…
この花言葉はB面の曲によく似合いそうです。
「制服」
聖子ファンの間では“King of coupling Number”として語り継がれる、
「赤いスイートピー」のB面に収録された卒業ソングの名曲です。
詞・曲は同じく松本隆・呉田軽穂
♪4月からは都会に行ってしまうあなたに 打ち明けたい気持ちが…
本当は彼に打ち明けてもらいたかったんだね
♪雨に濡れたメモには東京での住所が 握りしめて泣いたの
松本隆ワールド全開の胸キュンストーリーです。
♪失うときはじめて 眩しかった時を知るの
待つ人、立つ人、送る人、
眩しい光が降り注ぐ日もあれば、冷たい風が吹く日もある、今日この頃です。
by ガンダルフ