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漁師食堂、漁師市場、農産市場を併せ持つ目玉スポットのオープンから4年。テレビでも目にする機会が増えてうれしい限りです。シャイな人柄で、人物インタビューは受けていないという当摩さんですが、ドットコムのために特別に登場です。
テレビ局からの申し込みは1年に2、3回あります。漁師がやっている店、元気なお母さんたちがいる店として紹介してもらい助かります。イベントの効果で県外にも固定客が増えています。ただ、よその港の魚を入れないので、天候によって品数が足りなくなることがあるのがネックですね。スーパーの魚売り場とは違う部分をどう受け入れてもらうかが課題です。
組合には業務課、総務課、信用部があり、上がってくる事業の伝票チェックなどです。直売所の所長は中島真津夫業務課長に任せました。セリも退いて、後進に道を譲っています。4月21日、22日に周年祭を企画しているので、今はその段取りですね。漁師さんが特別に出港して魚を提供してくれます。お盆や5月の連休などで品切れになると、直売所のために出ましょうと言ってくれる。売る魚がなくなったから船を出すなんてほかには例がないです。それが組合の強みです。
漁師の減少に歯止めを掛けようと、新潟漁業協同組合と県などで、昨年の10月から担い手検討会を立ち上げました。今、岩船の漁師で一番若いのが22歳、その次が28歳です。とにかく仲間を増やしてやりたい。漁師は普通の職業と違い、生活出来るだけの技術を習得しないといけないので、早く手を打たないといけないんです。山口県では、他県から人材を連れてきて成功しています。今は随所が機械化され、昔みたいにハードルは高くないと思っています。
増えたり減ったりですね。ホッケやスケトウダラ、イワシなどは目に見えて少なくなっています。新潟フードブランドのヤナギカレイは、枯渇寸前だったのを、漁場を荒らさないようにして復活させたものです。これからはマスやヤリイカが旬です。周年祭でたくさん提供しますので、町内外から足を運んでいただきたいです。
3代続く網元の家に生まれ、魚とともに生きてきた当摩さん。趣味は自宅の薪ストーブの薪割りと晩酌と笑いますが、背負う課題の大きさが取材中の真剣な表情で分かりました。暇がなくて描けないという洋画、ぜひ時間を作って作品を発表してください。
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