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祭りのにおいも漂い始め、いよいよ秋も本番。迷惑とは知りながら、1年で今が一番忙しい農産さんにおじゃましました。創業して24年、農事組合法人となって21年。昨年秋から前代表に代わり、メンバーを率いる工藤さんに日々活況の秘訣を聞きました。
出来は例年よりいいはずです。それは大きな喜びとして心に染み入りますね。今年の稲刈りは9月10日から始め、もち米、コシイブキ、コシヒカリの順で、祭り前まで続きます。特別栽培米は10月に入ってから販売しています。
赤飯は18、19日を頑張ればいいわけです(笑)。2日間で10俵、約600キロ炊きます。寝ないでやります。ただ、しゃぎりがお宮に詰める前に神棚に上げないといけないからと、町内によって時間指定があって。4時に持ってきてくれとか、行っても玄関が開かなかったりとか。同じ町内に何軒も配達があると間に合わなくなる(笑)。赤飯は祭りに限らず毎日あります。葬祭センターや仕出し屋さん、農協を通して注文をもらっています。祭りの前には権現様、弁天様とかもあるしね。
最初は「八日市農業生産組合」という集まりで、減反による八日市の割り当て部分を引き受け、麦や大豆を作っていたんです。メンバーの数は今も変わりませんが男7人女3人。その後、田んぼを一緒に作ろうということになり、機械などを持ち寄りました。創立のときに代表をしていたので、実は代表は2回目です。しかし、会社というのは、代表は変わっていかないといけないものだと思うんです。会社は一人のものじゃないし、同じ人間ばかりが出て行っても進歩がないです。
赤飯を炊き始めたのは平成3年からで、「めめよし」は平成4年に商標登録をしました。完璧休みは1日もないですね。仮に休みがあったとしても、翌日の準備で昼から出てこないといけない。でも仕事をいただけるだけありがたいですね。おいしかったと手紙をもらったり、ほめてもらったときは本当にうれしいです。クレームも来ますけどね(笑)。われわれも年をとってきたし、これからは元気な若しょを育てながら着実に続けていけたらと思います。
「めめよし」の女の子のマークの作者を聞くとなんと北海道の人。全国区になったお客さまからは夏でも秋でも笹だんごの注文が入ったりと、なるほどと思えるエピソードも聞けました。皆さん、毎日残業お疲れさまです。
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