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いよいよ塩引きシーズンの到来。今年7月に完成したばかりの店舗加工所入り口、実演コーナーで威勢よく鮭をさばく志朗さんの姿を見ることができます。通りを歩く人、お店に訪れてくれたお客さまに見てもらうために作ったという自慢のスペースです。炎天下の夏、ひたすらアナゴを焼いてくれたあの場所の温度計は50度を振り切っていたそうです。
300本くらいです(笑)。8時に火入れして夕方まで焼いています。ここにある円筒形のグリルは、壊れたらもう売っていない製品なので大事にしています。アナゴの実名はクロヌタウナギといって、生のままだと1匹で大きな桶の水がヌルヌルになるんですよ。生の皮はものすごく堅くて、昔は下駄の鼻緒にも使われたらしいです。
惣菜なども含めて、お盆の1時間分の売り上げが暇な一日分の売り上げに相当する時もあります。「帰ってくる子に食べさせたい」と言って来てくれる。その売り上げラッシュが子どもたちが地元にいないことを顕著に表しているんです。買いに来てくれる人の顔ぶれは少しずつ変わっていきますが、数はあまり変わっていないから、かなり前から今の状況だったんです。
たぶん一番早かったと思います。拡張計画の予算が出てすぐの2004年に今の場所に移りました。以前からここにあった工場を解体して店にしました。前の場所は駐車場もなかったし、交通渋滞のもとになっていました(笑)。創業は1969年で、その前から祖母が魚の行商をしていました。
長く勤めてくれているベテランさんたちの技を、私も勉強して引き継いでいくつもりです。岩船の皆さんのおかげで全国にお得意さまがいるから、しっかり提供していかないといけない。懐かしい味はやたらと変えられないものですが、喜ばれることならどんどん変えていこうと思います。
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