進取の気性

私は、歴史研究家ではありません。
郷土史も普通の人よりちょっとは知ってるけど、やっぱり歴史ファンのレベルです。
そんなことに興味を持つことになった理由はいくつかあるような気がしますが、
その一つは岩船小学校の応援歌「磯の香薫れる」の歌詞でした。

二番の歌詞
  
 ♪我らがふるさと歴史は遠く 磐樟の舟に天降る(あまくだる)とき
  永劫果てなき進取の気性(えいごうはてなきしんしゅのきしょう) 
    暁の光永遠栄える(あかつきのひかりとわはえる)かな
    轟々滔々(ごうごうとうとう) 日本海の勇まし雄々しきその気を負いて
    明神の松ヶ枝 久遠の理想 厳かに磐樟の舟を偲ぶかな

すごい! 磐樟の舟で天から降りて来たんだ!と、小学生の私は感動したのです。

この歌のメロディーは、北海道大学の学生寮「恵迪寮(けいてきりょう)」の
寮歌の一つ「都ぞ弥生」を拝借しています。
驚くことに恵迪寮では1907年から毎年寮歌が作られていて、
「都ぞ弥生」は1912年に作られた寮歌ですが、日本三大寮歌の一つにも挙げられる名曲です。

「磯の香薫れる」を歌い始めた人は、恵迪寮の寮生だったのでしょうか?

永劫果てなき=「限りなく長い年月、変わることの無い」
進取の気性=「自ら進んでものごとに取り組む気概」と、岩船人を形容しているのです。

  頑張りましょうね、皆さん。

by ガンダルフ