昔は・・・

大通り(!)にあった小さな自転車屋さんの家屋が解体されていましたね。
10年近く見かけていませんが、親父さんはまだ健在なのでしょうか。
釣りが好きで、元気なころはよくエサを買いに来ていました。
盆踊りも好きで、浴衣がよく似合っていました。

かつてはその自転車屋さんみたいに、通りに面した小さなスペースで
商いをしているお店屋さんが町のそこかしこにありました。
駄菓子屋、八百屋、履物屋、電気屋、そうそう豆腐屋さんとか。

みんなそんなに裕福ではなかったけど、子どもやお年寄りも買い物にいって、
店屋も大きな売り上げにはならなかったろうけど、
みんなそこそこに暮らしができて、町は今よりずっと元気でした。

規制緩和ってのは、前提に規制があったわけで
その規制ってのは、何がしか必然性があったから規制していたわけで
その必然性ってのは、できるだけみんなが暮らしていけるように・・
ってことだったんじゃないでしょうかね。

政治家やマスコミやアナリストやらが「国民のために規制緩和」って合唱しましたけど、
誰のための規制緩和だったのか、すっかりわかった気がします。

田舎者が気付いた頃には手遅れなんですけどね。

by ガンダルフ