視察旅行

先日、地元金融機関の旅行でした。
富山県海辺の町と金沢の城下町の地域活性化を間近で見て来ました。

今日は村上大祭。村上の町屋も頑張っていますが、金沢の「ひがし茶屋街」
の様な街並みをおしゃぎりが練り歩いたら情緒あふれる素敵な風景となりますね。

石川県の氷見の「ひみ番屋街」も大変素晴らしく、同じ港町に住む者として参考になりました。
平日にもかかわらず、とても賑わっており、羨ましく感じて来ました。

ただ、2つ程、残念なのが・・・

① 「地産地消」の土産物やレストランを番屋風の木造建築までは良かったのですが・・・
その建物の木材が海外からの輸入材(〇〇〇〇ウッド?の集成材)だったこと。

地場産の富山の木が無理でも、せめて国産材にするべきだったと思う。
「天然岩牡蠣」も販売されていましたので、これでは「海を見て、森を見ていない」。
今、「漁師が地元の山に木を植える時代」。

「森は海の恋人」という意識があれば、輸入材の集成材で「番屋」は作らなかったハズ。

因みに、「岩船港直売所」や「岩船港鮮魚センター(トイレ含む)」には、
私たちの故郷、岩船郡や村上市の木材がふんだんに使われれています。

尚、この看板は岩船漁協直売所、漁師食堂の入り口右にあり、文も含め当時の私の作です。(汗)

② 海辺の町なのに「海(水辺)に行けない?、海(水)に触れられない?」

家族で楽しく魚釣り・・どころか立入禁止だらけで「海そのもの」に行くことが出来ない。
巨額な税金!をつぎ込んで海辺周辺を整備したのに、
これでは「コンクリートに囲まれた(高台に上がれば)海が見える町」でしかない。
この写真のベンチに腰掛けて夕陽を見ても、コンクリートの壁で視界を遮られてしまう。
コンクリート壁の手前にあるアルミフェンスを越えて海辺に行くことは禁止・・・。

働いている人たちに訊ねたら、昔はキレイな砂浜海岸だったそうです。
人工的に造られたタッチ水辺みたいな場所はあるらしいのですが、
これから、この地で育つ子供たちを「浜っ子」と呼べるだろうか???
昔のままが良いとは言わないけど、もっと他にやり方はなかったのだろうか・・・。

さて、来週末は「岩船みなとフェステイバル」。

この地は選択を間違わず、より良い方向に向かって欲しいと願うばかりです。

by Forester