書の鑑賞

BOSSさんが書いていた沼澤さんの個展、
今年は時間が足りず行けませんでした…。
昨年私も会場に行きましたが、スゴイです、感動します。
神林が生んだ世界の沼澤だと思います。

しかし、(かつての)書道仲間の作品は見ておかねば(ー_ー)!!(おごられる)と、
村上市展に行ってきました。
恐れ多くて仲間ではないんですけど、
写真は現村上市美術協会長の江見香蘭さん(桜ヶ丘高校の江見陽子先生)の作品です。

江見先生はかなり前から亡くなったお母さんの着物と
ご自身の作品をコラボしていらっしゃいます。
布地の色や柄、表装のどの部分に柄を出すか、
そこにどんな歌を書くかなど楽しくて仕方ないそうです。

ここに書いてあるのは芭蕉の俳句で、
「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」、
五、七、五の十七文字が作り出した全体の造形と空間を見てください。
そして墨の濃淡や筆圧の強弱で奥行きが感じられます(写真をクリック)。

協会長ともなると、さらっと軽く趣き深い作品を
こんなふうに楽しんで書くものなのだなぁ(T_T)。
先生は桜ヶ丘に通算に43年勤務したそうです。
その桜ヶ丘高校、来年はなんと百周年を迎えるんだとか。
これは大イベントになりそうです。
by ゲン